JP Life〜海外生活できる英語力を!〜
アメリカ・カナダの大学で語学を学び、カリフォルニアで4年間働いてきた経験から、海外で生活するのに必要な英語力を身につけるためには何が必要か?英語力だけでなく、生活力を身につけるための心得も紹介。
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Shin

  • Author:Shin
  • アメリカ・カナダの大学で2年間英語を学んだあと、カリフォルニアで会社を設立し、ギフトショップの経営と日本との貿易業務を始めた。
    ゼロからのスタートで4年後には年商1億円を達成したが・・・。



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−第5話−1日100語覚えろ!
マサチューセッツ州の最先端「Cape Cod」で、ESLのクラスメートと教師陣と一緒に日本人がアメリカで生活するためには、学校で教わる英語だけではあまりに非力だ。ホントにちょっとした事がパッと英語ででてこなくて、自分自身に嫌気がさすことがよくあった。

前回の「授業中に教師が使う」単語も知らなかったし、現実の生活で必須の単語をほとんど知らなかった。試しに超簡単な生活用語を英語で言えるかテストしてみよう。


----------------------------------------------------
1.蛇口
2.洗剤
3.カッターナイフ
4.ホッチキス
5.ほうき
----------------------------------------------------

即答できただろうか?こういった「生活に必要な単語」は学校ではまじめに教えてくれなかった。NHKのラジオ講座もしかり。しかし手元にあるのは英和辞書しかない。これじゃ英単語の詰め込みすらできない。

「勝負にならねぇ!」

そう思ったオレは、ESLを早々と1ヶ月で切り上げて日本へとんぼ帰りし、単語力をみっちり身につけるための方法を模索した。実際どうしたかというと、オレは毎日本屋へ通い、自分に合った教科書を徹底的に探しまくったのだ。そこでようやく1冊の本に出会った。サブタイトルが衝撃的だったので、出会ったときのことは今でもよく覚えている。この本に出会えていたからこそ、それからの自分のJP Life in USAになりえたのだとも言える。

合格の英単語イメージ記憶術1日100単!

これがその本のタイトルだった。せっぱ詰まっていたオレだったが、「1日100単!って、ホンマにできるんかいな?」というのが正直な感想だった。しかし、本を開いて読み進むうちに、「これならできるかもしれない!」という「予感」が湧いてきた。それはやがて「実感」となり、「確信」となり、「現実」となっていく。

迷うことなくその本を購入し、家でゆっくりと見開き、「本書を使った効果的学習法」をじっくりと読んだ。それこそが他の本にはない大きな特徴だった。それは何かというと、「英語の勉強方法」がとても丁寧に解説されていたことだ。これは今までに出会ったどの本にもなく、とてもわかりやすく、「なるほど!」と納得できる内容だった。だからそのまま素直に実践することができ、効果的な勉強の流れができたことで、やがてビジネスレベルの英語力を身につけるまでに至ったのだと思う。

はっきり言う。この本を読んで、その通りに実践して、それでも英語力が向上しなくてつらい思いをするなら、「自分は残念ながら英語を覚える能力が相当低いのだ」と見切りを付けて新しい道を探す方がいい。それくらいインパクトのある本だと断言できる。

ちなみにオレは、辞書以外ではこの本と、その続編の2冊だけを携えて、カナダのバンクーバーにあるESLに入り直して1ヶ月半、授業が終わってもほとんど寄り道をせずにYMCAへ直帰し、この本だけを徹底的に繰り返した。こう書くとかなりストイックな勉強法に聞こえるが、この本のよい点は、週末はきっちり遊べることだ。そしてその結果はどうだったか…。

「こんなに喋る日本人は見たことがない!」

と教師陣が皆、目を丸くした。オレは2週間で2段階上のクラスに進級し、政治・経済のディベートプログラムに参加できるようにまでなった。それくらい勢いのある、力強い流れを自分自身に起こすことができた。それぐらいの中身があるものだと思ってほしい。これを参考にして、つまり「英語の勉強方法を知る」ことで、英語力を強化することが大いに期待できる。「せっぱ詰まってる」奴ほど、その効果は高いといえるだろう。

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問題の答え:
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1.蛇口=tap, faucet(米)
2.洗剤=detergent, cleanser
3.カッターナイフ=retractable knife
4.ホッチキス=stapler
5.ほうき=broom(知らないと"バルーン(風船)"に聞こえる)
-----------------------------------------------------------
日本人は、こういった「日用必須アイテム」を英語で何というか、ビックリするほど知らない。また、「知らないことに気付いていない人」が非常に多い。
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テーマ:英語 - ジャンル:趣味・実用

−第4話−教師が授業で使う用語を押さえろ!
いまでこそインターネットが隆盛を極め、様々な現地の情報を事前に収集することはいとも容易い。だが、オレが留学した頃はまだ誰もパソコンなんて持っていない頃だったから、見ること、聞くことが何もかも新鮮で驚きと発見の連続だったし、いい意味でも悪い意味でもぶっつけ本番しかなかったのだ。
ボストンのダウンタウンを海側から眺める

語学力には自信があったつもりだった。小6から英会話を学び、中学では3年間みっちりとNHKのラジオ講座をやった。基礎→続基礎→英会話とステップアップし、英語の試験では9割を切ることはなかったと思う。高校でも交換留学生と交流を深めていたから、日常会話程度ならほとんど問題ないと思いあがっていた。しかし、アメリカの学校の授業で使われる言葉には、実際はほとんど触れていなかったわけで、現地の授業が分かりずらいのは当たり前だったのかもしれない。それでも最初はずいぶんとヘコまされた。思い上がっていた分、ショックは大きかった。

「何言っているんか全然分からん・・・」


ESLの授業では、最初は当然語学の基礎から始まる。だから、中学生程度の国語力と同じ程度の、語学関係の基礎単語力がないと、いきなり聞き取りができなくて、蹴つまずかされるのだ。分からん単語がバンバン出てきて、さらにネイティブのスピードにも圧倒されて、おそらく多くの留学生が最初に経験するショックな事件として、それは皆だいたい共通しているのだろう。初日はあきらめているのか、アジアンもヨーロピアンも半笑いになっている奴が多い。

講師の質にも大きく左右されるだろうが、言語学をマスターしたような一流の輩にはなかなかお目にかかれないだろう。大学のマスターコースなら話は別だが、一般のESLでドクターレベルの講師にお目にかかれることはまずない。後で本人が打ち明けてくれたことだったが、オレの通っていたESLの講師も実際はアルバイトで、本当は禁止されている2重就労(ピザ屋でバイト)をやっていて、「絶対に言わないでね」と彼女が働いていた店でフォーチーズピザをおごってもらったものだ。

まず初日の授業で面食らったのは、知らない単語が次から次へと出てくることだった。それまでかすったことすらない単語ばかりだった。

「ナウンって何や?」「プレゼン パーフェクト?」

こんなレベルで蹴つまずいてしまったのだ。答えは言わずもがな、「名詞」と「現在完了」だが、こういった文法関係の英単語にほとんど触れていなかった事実をここへ来て初めて認識させられたのだ。このとき、オレは単語力パワーアップへの決意をさせられたのだと思う。せめて授業で使う基本的な単語は絶対押さえておくべきだった。

「単語分からんかったら何にも分からんやんけ!」

「単語が分からなくても、文書全体の中で推測しながら理解する」というのはある程度本当だ。しかし授業中、説明のために頻繁に使われる文法用語は絶対にマスターしておかなくてはならないことを痛感した。そういったことは日本の学校では教えてくれなかったし、経験のない教師にそんなこと望むべくもなかった。

現地の講師達が授業中、言葉の解説のために使っている基本用語が分からなければ、これはもうついて行くだけで精一杯。これではせっかくの授業の本筋からは大きくはずれてしまい、あっぷあっぷして終わりだから、ここは絶対にはずすな。

「教師が授業で使う用語を押さえろ!」

この入り口を押さえておくべし。そのためにオレが実践した効果的な方法を次回紹介しよう。
−第3話−「オレにしゃべらせろ!」
ESLとは、アメリカの大学に入学を希望、あるいは在学している学生を対象にした英語コースで、English as Second Languageのこと。その授業には真剣に大学進学を希望している者も、遊び半分で"遊学"に来ている奴らもいる。ある程度時間が経つと、そういった奴らは自然消滅するのであまり気にすることはないが、夏季限定の留学生というのも結構多い。これは特にアジアに多い気がする。

ESLの授業で真剣に語学力を磨きたいなら、
「とにかくしゃべりまくって目立つ!」Boston001

ことを心懸けるべきである。なぜなら、アメリカでは「自己主張しない者=意見がない」という常識が根付いており、意見がない者は容赦なくどんどん置いていかれる。

「全員必ず一度は発言しなければならない。」と授業の冒頭にルール決めしていれば話は別だが、ほとんどの場合、講師が発言しない生徒に対して「あなたも発言しなさい」などと注意するようなことはまずない。というか、できないのだ。なぜできないかというと、

「スペイン人がしゃべりまくるから」。

つまり、日本人が気後れして、あるいは講師の会話が理解できなくて黙っていても、ヨーロッパ系の連中がやかましいくらいしゃべり続けるので、講師にしてみれば、そういう生徒達に自発的に発言してもらう方が都合がいい。当然、押し黙っているアジア連中、特に日本人の生徒に対して「なぜ黙っているの?あなたも発言してください」などと優しい気遣いの台詞は絶対に出てこないし、講師達はそんなこと言う必要もないのだ。

だから、せっかくバカ高いお金を払って留学したのなら、講師や他の生徒からから制止されるくらいしゃべりまくってやるべきなのだ。スペインの輩に訳の分からんことをしゃべられて主導権を握られるんじゃない。絶対的な量の単語力をみっちり身につけて、テレビや映画も全部英語で聞いて、英語の音感に耳を慣らすように心懸け、授業では誰よりも集中して講師の言うことは一言も漏らさず聞き取って、スペイン人が

「オレにしゃべらせろ!」

と体を乗り出して悔しがるまでしゃべり倒してやれ!オレはそうやって短い期間で語学力を伸ばしていったのだ。次回はいよいよその具体的な方法やツールを紹介しようと思う。

-第2話-財布を見せてください
ESLのオリエンテーションで、現地警察官による「アメリカ生活の心得」をレクチャーしてもらった。キャラクター的にはディーン・マーティンによく似た、ひょうきんで楽しいオフィサーだった。

「ようこそアメリカへ!これからみなさん、学生としてここ、マサチューセッツ州ボストンにて生活していくわけですが、アメリカで生活する上で、これだけは絶対に守ってほしいという、警察からの最低限のお願いと注意事項を説明します」

そんなディーンの挨拶が終わった後、まずなんと言ったか?

"If you have a wallet now, show me please."



いきなり「財布を見せろ」とは何事かと思ったが、留学生のほとんどは皆、素直に持っている財布をディーンに見せた。彼はそのうちのひとつを手に持って、

"When you go outside, do not take your wallet out."



と、非常に易しい英語で、しかもゆっくりと喋ってくれた。そしてその理由を実例を挙げて説明してくれた。犯罪が多いこの国で、多額の現金を財布に入れて持ち歩くことは、できうる限り避けてほしいというお願いだった。ではどうすればいいのか?

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-
1.外出時に現金を持ち歩く場合、財布を極力使わず、裸の紙幣と小銭だけにするのが好ましい

2.外出時に所持する現金は、最大でも20ドルくらいまでにすること

3.その場合でも、現金を1カ所に持つのではなく、複数のポケットに5ドルずついれるようにする

4.もし強盗にあったら、絶対に逆らわず、お金の入っているポケットのどれかを指してお金を取ってもらう
(1カ所だけならもうけもの…)

5.帰りの電車賃分は靴下の中に忍ばせておく
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-

これぐらい用心するに越したことはないと、勿論強盗に遭わないようにするのが一番なので、その心得も同時に教わった。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-
1.夜、買い物に出かけたりしない
(この原則を破って犯罪に巻き込まれても、誰にも文句は言えない)

2.遊びに出かけ、どうしても帰るのが遅くなった場合は、知り合いに迎えに来てもらうか、イエローキャブを利用するなどし、自分で歩いて帰ったりすることはしない
(これが一番犯罪に巻き込まれる可能性が高い)

3.道ばたにたむろしている怪しい集団を見かけたら、無理して彼らの前を横切らず、道路を渡って反対側の歩道を歩くようにする

4.メインストリートからはずれない
(昼夜を問わず、人通りのない裏通りには間違っても入っていかないように。これで犯罪に巻き込まれても、警察はあなたの味方にはなってくれないでしょう、とのこと)

5.夕方5時以降は公園へ入らない
…アメリカの公園は、大変開放的で芝生もきれい。しかし夕方5時以降は完全に別世界になると思ってほしいとのこと。実際、警察官の格好をした犯罪者にだまされて手錠をかけられ、そのままフェンスに縛られて一昼夜過ごした留学生もいたとか…
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-

ボストン・チャールズ川沿いに見えるハーバード大学純真無垢な?いや、無知な留学生のために、ディーンは実演を交えながら大変楽しく、真剣に、アメリカで安全に生活していくための知恵と心構えをレクチャーしてくれた。これは今でも聞いておいてよかったなーと思えることで、アメリカで生活するために絶対必要なこと、それは「セルフディフェンスの意識」を持つことにほかならない。


「犯罪に巻き込まれないように心懸ける」

海外で生活を始めるにあたり、この意識をしっかりと保持できるかどうかで、その後の生活が天と地ほども違ってくるのだろう。用心に越したことはないのだ。

-第1話-会話の冒頭にくる「フェスティヴォー」とは
1993年7月、Bostonに着いたオレは、高まる期待を胸に、Wentworth Instituteという大学のESLへ向かった。受付の姉ちゃんに挨拶して軽くジョークを飛ばし、オリエンテーションを終えて一発目の授業で、講師が開口一番、何と言ったか・・・。

「フェスティヴォー」。

アメリカに来て、いきなり一発目にアッパーを喰らった・・・。
「???」そしてオレの頭の中は一瞬で真っ白になった・・・。

「ナニッ?なんで授業の冒頭に"祭り"の話があるんや?」

いきなり正常な判断力を失ってしまったオレは、なんとか説明を理解しようと、江川の5倍くらい聞き耳を立てて講師の方を睨んでいたが、一度パニクってしまうと、後はほとんど正常なヒヤリングを行うことはできなかった。ましてや初めてのネイティブスピーキングにも圧倒され、講師が何を説明していたのかさっぱり分からなかった。

しかし、その講師は話の合間に何度も「フェスティヴォー」と言うので、「これはおかしいな、"祭り"のことじゃないな・・・」と薄々気付きだした。3、4回聞いても「フェスティバル」にしか聞こえないので、「festivalには祭り以外にも意味があるのかな?」などと考えていたが、5、6回目くらいになってやっと「そういうことか!」と天啓を得た。

「フェスティヴォー」=「First of all(まずはじめに)」

Bostonへ着いて学校へ向かう朝、ホテルの裏に捨ててあったタイプライター
いきなりのアッパーカットで意識朦朧としていたが、なんとか自力で気付くことができた。その後はゴングに救われたかのように平常心を取り戻し、なんとかついていくことができたのだ。

これは、いかにネイティブの話す英語が聞き取りにくいか、いったんツボにはまると、その後は何を聞いても分かってるフリするのが精一杯で、全然意味が分からなくなってしまうかという、日本人によくある事例だと思う。

全然意味なんて分かってないくせに「ふむふむ」と首を振ったりして、そんなときに限って突然自分に質問を振られて、鬼のように耳たぶが赤く、熱くなってしまうという「ツボ」にはまった経験者はおられないだろうか?オレはそんなドツボに思いっきりはまってしまった。